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第六十七話 黒ずくめ

last update Date de publication: 2025-09-20 08:00:00

 六十七話 黒ずくめ

 黒ずくめの姿で正体を隠しながら、俺達が接触してくるのを待っている。ハニンに繋がる道を妨害すると共に、上手くいくと、俺達を違った道筋へと誘導出来るのではないかと考えていた。

 ラウスは短剣を忍び持ち、いつでも、どんな動きでも対処出来るようにしている。呼吸音を鳴らさないように、スッと闇と同化していく彼は、その道のスペシャリストのようだった。

 目的の為なら、危険な賭けにも出れる。ハニンからレイングが来ている情報を聞いていた。

 その情報はカリアがハニンに流したものだ。俺達を監視出来る立場にあるカリアは、そうやって自分の思い通りに動かす事が出来る駒を複数置いている。

 闇ギルドは認められていないギルドだ。不認可としても、資金や情報を手に入れる為に、冒険者達が闇ギルドに流れる事があるらしい。そうやって表裏を使い分けて、この都市で荒稼ぎしているのが現状だ。

 立場を隠したい、何かから逃げている存在からしたら、この場所は隠れ蓑として最適だろう。
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